ベインは日本を応援し続けています

東日本大震災後の3年間でベインの支援活動がもたらしたインパクト

Bain stands for Japan2011年3月11日、東北地方を巨大地震が襲い、衝撃的な津波が発生しました。そしてそれらは、日本に非常に大きな被害をもたらしました。福島第一原子力発電所におけるメルトダウン(炉心溶融)を引き起こし、1万8千を超える人々が一瞬にして、自宅、仕事、そしてなにより尊い命を失いました。

マグニチュード9.0の地震による影響は日本に留まらず、ハワイのビーチから南極大陸の氷河まで世界各地に及びました。また、物理的な影響はなくとも、被災の状況を知った世界中の人々が被災者に思いを馳せ、心を痛めました。ベイン・アンド・カンパニーでも、世界中の社員が東京オフィスの同僚を助けるために力を合わせ、「Bain Stands for Japan」という世界的な活動を始めました。

Bain Stands for Japanは、ベインの各国のオフィスがリレー形式で行なう支援活動です。世界中のオフィスが結束し、個人レベルまたは各オフィス単位での、大規模な募金活動を行うことで、震災からの復興に貢献することを目指しました。イベント当日は、異なる14のタイムゾーンに位置する38のオフィスが、22時間にわたり交替で募金イベントを開催し、寄付金額は合計で2,300万円にのぼりました。その多くは直接的な緊急復興支援に充てられましたが、そのうち900万円はベイン東京オフィスが推奨するNPO法人に寄付することになりました。

支援先選定にあたった東京オフィスのチームは、将来の日本を支える若い力に投資するべきだと考えました。その結果、集められた資金は、認定NPO法人ブリッジフォースマイルの独自の奨学金プログラムに寄付されることに決まりました。ブリッジフォースマイルは、ベイン東京オフィスが支援するNPO法人の一つで、寄付することになった奨学金プログラム「カナエール」は、震災後に発足し、児童養護施設を巣立ち大学等へ進学する若者を「資金」と「意欲」の両面から卒業までサポートすることを目的としています。日本の高等教育および被災地の子どもたちに関する下記の驚くべき事実を見ると、この取り組みがいかに重要かがお分かりになることでしょう。

  • 震災以前から、東北地方の高校卒業後の大学等への進学率は42%と、全国平均53%を下回る
  • 児童養護施設からの大学等への進学率は10-20%とさらに低く、入学できたとしても、主に経済的理由で40%が中退している
  • 津波による被害を受けた地域の未成年者は40万人以上で、その殆どが東北地方の子どもたちである

以上のようなことから、東北地方の児童養護施設で暮らす子どもたちに対する支援ニーズが大きいことは明らかでした。彼らへの支援を始めることで、プログラム初年度の卒業生が夢をかなえ、その姿が後続の学生たちを勇気づけることも期待できます。私たちの支援が、先陣を切った学生たちのサクセス・ストーリーに貢献していることを願っています。現時点で、東北地方の養護施設出身の4名の学生が、ベインの単独の支援で進学を果たし、社会に貢献するための意義深いキャリアパスを追求しています。

  • カービィ(2016年卒業予定)は、看護士を志望
  • ゆーき(2015年卒業予定)は、児童養護施設で働くことを志望
  • りぃ(2016年卒業予定)は、公務員を志望
  • ふみくん(2018年卒業予定)は、地球科学の研究者を志望

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注: 支援学生には未成年者も含まれるため、個人情報保護の観点から仮名にてご紹介しています。